明日で、地震から一年。
あの日の事は良く覚えています。
自宅で、アクセサリーを制作していたら、グワっと不思議な揺れを感じ、テレビをつけると大地震でした。
しばらく情報を見ていると、津波がおきていました。
信じられない強さで、どんどん車や家が流されていきました。
「なにこれ?現実?」
そして原発事故。
日本はどうなるのか?
富山は何も変わらない日常が流れ、申し訳ない気持ちになりました。
私が仕事にしているものは、生活必需品ではありません。
私の造る物は、必要なのか?と考えていました。
しかし、この間テレビで、被災した方が美術館を訪れ、「日常はすべて流されました。そして物に固執しなくなった。今は美しい物が見たい」と。
これは驚きでした。逆だと思っていました。生活必需品は必要で、アートなんてどうでも良いんだろうなと、思っていました。
もちろん人によって意見は違うと思います。
でも、これを聞いて私も微力でも、美しい物を作っていれば、何かの助けになるのかもしれない、と感じました。
まだまだ寒いという東北地方。
早く春が来ますように。